一生独身の人を減らすための日本の取り組み


一生独身の人が増えると、本人だけでなく日本という国にも不安が広がることになります。

どういうことかと言いますと、一生独身であればもちろん子供が生まれませんから、子供の数が減るわけでです。

さらに、独身である本人はどんどん年をとっていき、高齢になります。

すると、現在日本で大きな問題となっている「少子高齢化」がますます進んでしまうのです。

そのため日本では、この事態を改善するために独身者に対するさまざまな取り組みがなされています。

例えば婚活バスツアーや、農業体験をしながら男女の出会いの場を生み出すイベント、各地で開催される街コンなどが挙げられます。

最近はテレビ番組でも、地方の独身男女のために大規模なお見合いイベントなどを開催していますね。

どの婚活イベントも、対象年齢がかなり若い世代にまで広がっているようで、19歳やハタチの参加者もいるくらいです。

自分は結婚できるかな、このままじゃ一生独身かも、といった将来に対する漠然とした不安を抱いている若者が増えているというのと、その本人たち以外の回りの大人たちも結婚率の低下を不安視しているのです。

これだけ独身の人への働きかけが活発になっている事からも、日本全体で結婚を推進していこうという姿勢が見て取れます。

街コンのように地方政府までもが婚活支援に躍起になっている理由としては、多くの場合結婚や将来の納税者の出産を奨励することを望んでいるからなのです。

そのために、こういった地域密着型の婚活イベントへも資金を提供し、一生独身の人の数を減らそうとしていると言うワケです。

2010年までの30年間で日本で統計されたデータによりますと、30歳から34歳のいわゆるアラサー世代の未婚者の割合は、男性で21.5%から47%に上がっています。

女性は9%から34.5%とかなり飛躍しています。

この女性の未婚率上昇という事実が日本という国にとっては大問題で、女性が一生のうちに産む子供の数が1.4人と言う決して多くない数になってしまっていることに大きく関係していることがわかるかと思います。

また、日本の終身雇用システムが崩壊したことで、将来に対する不安も広がっています。

自分ひとりの収入で一生暮らしていけるのか?でも、結婚して子供を産むとなると、家庭をまかなえるだけの稼ぎを確保できるのか?といったものです。

趣味や娯楽を我慢して、都心から離れたそれなりの広さの家に妥協して住むのか、あるいは独身貴族として一生自分の生活は自分で何とかするのか。

さまざまな経済的不安が、若い独身の人たちを結婚から遠ざけている現実もあるのです。

一生独身でいる寂しさや不安と天秤にかけたとしても、自由でお金に余裕のある生活と比べると甲乙つけがたいという意見にも納得できます。

独身者の婚活支援をすることももちろん大事ですが、日本は将来を見据えて、結婚をした夫婦や家庭が満足のいく暮らしをできるように土台作りをする義務もあるのです。

昨今、女性の中には男性の年収を上回るようなキャリアを持つ人もいますから、一生独身でも特に困らない、将来への不安はないからムリに結婚をする必要はないと考える人も多くなっています。

そういった女性たちに、いかに結婚が良いものか、結婚し子供を産むことがどれほど日本と言う国を豊かにするのかを今一度理解してもらう必要もあるでしょう。

一生独身の女性が増える事はすなはち、日本全体が傾くことにつながりかねないのです。

経済や流行は女性が握っているというのも、あながち大げさな言い回しではないのかも知れません。

独身女性の不安、日本が抱える少子高齢化に対する不安、この二つには密接な関わりがあり、どちらも解消するためには、婚活の活性化と結婚に対する明るいイメージの植え付けが早急に必要なのです。

また若い世代の人たちも、結婚をするために婚活に力を注ぐことを恥ずかしいなどと思わない事です。

自分の偏見が結婚を遠ざけてしまい、ゆくゆくは取り返しのつかない事(婚期を逃すなど)になるケースも多々あります。

不安ばかり感じて悩みすぎてもいけませんが、できるだけ若いうちに、結婚すると自分の将来はどうなるんだろう?逆に一生独身だったらどんな未来が待っているんだろう?と、自分の人生をリアルにシミュレーションしてみることはとても重要かと思います。

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